科技メモ

テクノロジーと人間について、取材の備忘録とか思ったこととか

人工知能と安全保障技術研究ーその議論の素地を作っていく

日本では安全保障に関連する技術の研究や開発ー「軍事研究」と呼ばれることもあるーについて、イデオロギーなしでフラットに議論ができないものか、っていうか議論したいということを前に書きました。 kaetn.hatenablog.com 同じように感じている人は私の周…

最良の友は犬か猫か

先週の大特集は、犬と猫の特集でした。冒頭のトップストーリーと匿名座談会のページを担当して、記事はウェブでも公開されています。 dot.asahi.com dot.asahi.com 犬か猫か論争はきのこたけのこ戦争並に永遠に噛み合わない論争なので、どちらかの陣営に与す…

辛いもの

また川国志。取材の後に。 情報系研究者は、四川好きが多い。取材のあと、打ち合わせのあと、イベントの懇親会、普通に飲み会・・・。何かにつけて四川を食べに行くのに付いていきます。辛いの好き。 もともと辛いもの好きだったのが幸いして、すっかり中毒。…

社会や経済にとって重要な意志決定の場、または重要な情報共有の場には、若者も女性もいない

特集のために久しぶりに企業取材をしていて、ある会社の株主総会に取材で行ってきました。報道関係者は会場には入れませんが、別室で中継を見ます。最近どこで何の取材をしていても気になることが、ここでも気になったこと。 スーツのおじさん、おじいさんた…

川国志

先週末、川国志へ。唐辛子と中国山椒を、定期的に体が欲します。 魚の水煮 麻婆豆腐激辛中国山椒多め ラーズージー 幸せでした。そして案の定、次の日お腹を壊しました(定例)。

人間をアップデートする

先週、URFCのシンポジウムで稲見先生の講演があるというので、行ってきました。人間拡張工学についての研究の話。 スーパーヒューマンとかネクストヒューマンとかHomo deusとか、言い方はいろいろあるかもしれませんが、テクノロジーによって人間をアップデ…

胸像

とある研究会に参加で初めて訪れる建物へ。トイレを求めてさまよっていたら、廊下の扉を開けると、胸像が目に飛び込んできました。普通に心臓に悪い医学部迷路。

麻辣麺

お昼に麻辣麺を食べました。職場の近くに麻辣麺が美味しいお店があり、お昼に時々来ます。陽気が暑い中、麻辣麺でさらに体が熱くなり、汗だくになりながら、次の打ち合わせへと向かいました。 まーらーめん

早稲田のカフェ

久しぶりに早稲田へ行きました。取材で。 アポとアポの間にケーキとコーヒー昔時々来ていたカフェ アポとアポの間に時間があいたので、数年前に早稲田大で働いていたことがあり、その時に時々来ていたカフェへ行きました。ケーキとコーヒーおいしかった。

こくわがた

本郷でお昼を食べるとなると、よく行くのがこくわがた。立ち食いうどん屋さん。さくっと美味しく食べられるのが好き。ピーク時は並ぶので、ピークをずらしていきます。 きまぐれこくわちゃん。いつも小なのを並にしたらおなかがぱんぱん。

SCHAFTがGoogleからソフトバンクに買収される

ツイッターを見ていたら、ソフトバンクがAlphabet(Googleの親会社)から、ボストン・ダイナミクスを買収するというニュースが流れてきた。 ソフトバンク、Boston Dynamics の買収に合意 ~スマートロボティクス技術の開発促進へ向けたコラボレーションへ~ …

なぜ、イデオロギーなくフラットに軍事研究の議論をできないのか

と、ずっともやもやしています。「軍事研究」っていう単語が適切かどうかはよくわかりませんが、ミスリードになりがちな単語だと思っています。防衛や軍事のための研究開発について、どう考えたらいいのか、よくわかりません。でも話題には上がります。最近…

VRで無限階段を上り下りしてきた

昨日今日と開催中の東大・駒場リサーチキャンパス公開で、廣瀬・谷川・鳴海研の無限階段VR(でよいのかしら?)の体験ができます。 無限階段VRは、HMDを付けて階段を上り下りするのですが、足元に細い棒が等間隔で置かれていて、これを踏みながら歩くことで…

ロボカップはトヨタHSRを観に行くつもり

今年7月に名古屋でロボカップが開かれます。今年から公式ロボになっているトヨタHSRを観に行くつもりです。 RoboCup2017 Nagoya Japan(ロボカップ2017 名古屋世界大会) ロボカップはソニーCSLの北野さんらによって「2050年に人型ロボットでサッカーで世界チ…

なぜ、人工知能と社会とか倫理とかに興味を持って、いろいろと動きまわっているのか?

AI

人工知能学会倫理委員会の委員をやっています。もちろんノーギャラで。何をしているかというと、会議でわいわい話したり、先日の人工知能学会全国大会での公開討論の企画・準備と当日の司会したり、報告書つくったり、サイトのお世話したり。あと、同じく委…

ALifeと池上先生

昨日は駒場で「Generative Ethics and Society:人工知能、人工生命の倫理とそれを取り巻く社会」というイベントを聞きに行ってきました。岡さん、池上先生たちがやっている、ALife labのイベントです。 alifelab.org 倫理はともかく、、、池上先生の「人工…

覚悟あるんですか。逃げてるだけじゃないですか。

覚悟あるんですか。逃げてるだけじゃないですか。 と、一年くらい前、取材に伺ったはずの友人に唐突に言われまして、思いっきり頭を殴られたような気分になりました。そうですか、わたくし逃げていますか。ええ、なんとなくそんな気がしていました。 多分そ…

ワークショップ覚え書き

先日、エマちゃんととあるワークショップを主催しました。ものすごく雑にまとめると、多様な領域のそれぞれの専門家たちがひとつのテーマについて議論をすると、それぞれの認識や意見の相違が浮き彫りになること(建設的な意味で)、またそれぞれの異なる立…

Amazonエコーで遊んで思ったこと

友人の隠れ家?に、amazon echoがあった。 開封。 設定して、深夜。翌朝のアラームセットをしてみた。 Alexa と呼びかけると、echoの筒の上が光る。なお、Alexaはソフトウェア。amazon echoはこの筒状のハードウェアだと理解している。 Alerm set 6:00 at mo…

"Homo Deus : A Brif History of Tomorrow" 翻訳その2

その1に続いて、Homo Deusの雑翻訳中。感染症好きなのでこの段落読むの楽しかった。 Homo Deus: A Brief History of Tomorrow 作者: Yuval Noah Harari 出版社/メーカー: Vintage 発売日: 2017/03/23 メディア: ペーパーバック この商品を含むブログを見る I…

"Homo Deus : A Brif History of Tomorrow" 翻訳その1

「サピエンス全史」に続くYuval Noah Harariによる著作「Homo Deus」を読もうとしたら邦訳がなかったので、原書をKindleで購入したのですが、英語が簡単で読みやすいので、せっかくなので訳してみようと思います。 Homo Deus: A Brief History of Tomorrow …

ディストピアと信頼と

昨夜エマちゃんと電話をしていて、 「信頼」が壊れた状態を作り出すことが必要なんじゃないか とエマちゃんが言った。 そもそも、エマちゃんと私がここ半年くらいよく議論しているのが、「今がディストピア」だよね。と言う話。 ディストピア社会とは何か。…

行ってみたいVRレストラン

VRレストランと呼ぶのが適切かどうかはともかく・・・。プロジェクションマッピングなどテクノロジーで五感を刺激して食の楽しみを味わうレストランが最近増えているなーと思ったので、行きたいところをメモ。 ●佐賀牛restaurant Sagaya 銀座 (銀座) tabel…

ハリウッド版攻殻機動隊「ゴースト・イン・ザ・シェル」雑感

だいぶ前に試写で観ました。先週末公開されたので、記憶を手繰り寄せて雑感を。観たのは3D字幕版。 ghostshell.jp まず冒頭の映像がすごい。香港を思わせる猥雑でネオンに彩られた、高層ビルが立ち並ぶ町並み。ビルと同じ高さの舞妓さんなんかがゆらゆら揺…

人工知能および自律システムにおける倫理的考察のためのIEEEグローバル・イニシアティブ「倫理的設計」:人工知能と自律システムによる幸福を優先するためのビジョン

「人工知能(AI)および自律システム(AS)における倫理規定に関するIEEEグローバル・イニシアティブ」はIEEEのプログラムのひとつで、プログラム名通り、AI/ASの「倫理的設計」ビジョン策定を進めている。 IEEEは電気、通信、情報工学などの技術者による専…

トヨタ(製造業偏重でソフト産業軽視の日本の産業構造)をディスりつつエールを送る「ひるね姫」がとても良かった

エンジニア必見のアニメ映画と聞いていた「ひるね姫」。とても良かったです。自動車産業を中心とした日本の産業構造の課題を知った上で観ると、あーあれか、という楽しみ方ができます。 wwws.warnerbros.co.jp 2020年、瀬戸内海に面した岡山県倉敷市のある町…

共感と”あざとさ”

先月、突如としてTwitterのTLが「すっごーい、たーのしー、おもしろーい」に染まった。けものフレンズを観ている友人は少ない。にもかかわらず、Twitterのやりとりに「すっごーい、たーのしー、おもしろーい」が入ってきたのだ。 アニメ、漫画、ゲーム、グッ…

刀削麺はなぜ食べても食べても減らないのか

取材後、辛いものが食べたいと、カメラマンさんとふらりと入った中華屋さん。ランチで最も辛いものはこれ、ということで、刀削麺を食べました。 胡椒と山椒の効きが悪くいまいち。普通においしかったけど。 しかし、刀削麺はなぜ、食べても食べても麺が減ら…

小児科医とVRーテクノロジーが社会に入ってくプロセスについて

小児科医をやっている同級生が、Facebookで以下の記事をシェアしていた。彼女が勤める病院での取り組みだそう。 www3.nhk.or.jp VRなんて単語を知らないままに社会人になり取材で知って早10年。昨年は「VR普及元年」と言われ、PSVRの発売もあって、ゲームを…

アラビア料理とベリーダンス

広尾のアラビアレストランへ。ベリーダンスのショーもありました(金曜土曜の夜)。初めてのアラビア料理、初めてのベリーダンス。美味しかった、楽しかった。シリア人の方がやっているお店だそう。場所柄、外国人のお客さんも多く、日本語よりも英語で話し…

アカデミアにも蔓延する「フェイク」

架空の研究者を作り、360のジャーナルに対して、エディターになりたいむねをメールしてみたところ、48のジャーナルでエディターに、4のジャーナルでチーフエディターに採用された、という実験が、Natureに掲載された。 www.nature.com 科学研究は、専門的な…

地上を離れて人間は生きていけるか?「楽園追放」

2014年のアニメ映画「楽園追放」をAmazonPrimeで観ました。 楽園追放 Expelled from Paradise【完全生産限定版】 [Blu-ray] 出版社/メーカー: アニプレックス 発売日: 2014/12/10 メディア: Blu-ray この商品を含むブログ (43件) を見る ナノマシン暴走で地…

異質をうけいれる「亜人ちゃんは語りたい」

今季のアニメ「亜人ちゃんは語りたい」は、他の人と違う、異質を普通に受け入れる。 demichan.com 高校教師をしている高橋先生の高校に、新入生3人、教師1人の亜人が来る。亜人とは、ヴァンパイアやデュラハンといった妖怪や怪物と言われる特殊な声質を持…

カルテット

不思議なドラマだった。話題になっているものはとりあえず追いかけます(職業病)。オンデマンドで追いかけつつ、初回以外はたぶん全部観ているはず。 www.tbs.co.jp 夢やぶれつつあるアラサー男女4人が、軽井沢の別荘で同居して再び夢のカルテットを組む。…

なじみについて

本郷に寄ったついでに、東大博物館にふらりと入った。本郷で時間があると、よくここに来る。牛のはく製がいた。 牛は見慣れているし、そんなに珍しいものじゃない。でも、なじめないなあと、思った。相変わらず。自分と牛との境界面を、意識してしまうから。…

AmazonPrimeで最近観た映画

AmazonPrimeで最近観た映画。AmazonPrime便利です。 ●科学者と戦争の関連が興味深い イミテーション・ゲーム エニグマと天才数学者の秘密 [DVD] 出版社/メーカー: ギャガ 発売日: 2016/12/02 メディア: DVD この商品を含むブログを見る 天才数学者、チューリ…

本質的なもの

文化庁メディア芸術祭の受賞作品・受賞者の発表がありました。エンターテイメント部門には、鳴海さんたちのunlimited corridorとあぱぱさんのno salt restaurantも選ばれていて、審査委員の東泉さんがエンタメ部門の講評で、まずこの2つに触れて、 「テクノ…

インターネットの父の憂い

「インターネットの父」ティム・バーナーズ=リーの講演に行ってきました。慶應大から栄誉博士号を受けるということで、昨日、その記念講演会があった。 ティム・バーナーズ=リーはCERNにいたときにWorld Wide Web(WWW)を考案し、ハイパーテキストシステム…

料理の常識をうたがう

ちょっと前の以下のニュースがとてもよかった。 nlab.itmedia.co.jp 日本こんにゃく協会の発表資料はこちら。 私もしらたきがすき焼きの肉を固くするって思ってたよ。実家でそうやって親に言われてきたから。 しらたきに限らず、「料理の常識」は、まずは家…

TRAILER(神楽坂)

神楽坂から徒歩数分の建物の隙間の空き地におかれた木造のトレイラー・ハウスが、ステーキハウス?のTRAILERです。隈研吾さんの土地で、隈さんの息子さんの隈太一さんの企画・設計で、昨年秋から一年間限定でレストランをやっているということ。近所に住む友…

肉肉学会

肉は人を幸せにする。でも、知識があると、もっと。 知識って身に付けると世界の感動が増強される究極のAR — 稲見昌彦 Masahiko Inami (@drinami) 2010年11月6日 ということで、えとさんに誘っていただいて、知識を身に付けながらおいしいお肉を味わう肉肉学…

イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密

ナチス・ドイツのエニグマによる暗号の解読を進めた英軍でのアラン・チューリングのストーリーを描いた「イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密」を観ました。AmazonPrimeで無料だったから。もう2年前の公開なのね。 イミテーション・ゲーム/…

6年前の今日

東日本大震災から今日でちょうど6年。毎年振り返っているけれど、改めて振り返り。6年前の3月11日も、今日みたいに青空が広がる、良い天気でした。 2011年3月11日は、午前中はつくばの動衛研に取材。お昼くらい、帰りのTXで、その前日にインタラクションで…

技術なくってよし、を選べるのかどうか

研究者や技術者の取材をここ10年近く続けている。研究者も技術者も、テクノロジーによって課題解決をする。逆に言うと、その課題解決にたとえテクノロジーが必要ないとしても、あえてテクノロジーを適用する傾向があるということなのではないのかしら。 テク…

当事者不在の議論

日本学術会議ではこれまでに2回にわたって「軍事研究」を禁止する声明を出してきた。一方、一昨年度から防衛省(防衛装備庁)による安全保障技術研究推進制度としたファンディングが始まり、大学などのアカデミア研究者が防衛予算によって研究をする仕組み…

縦目と順目

肉の切り方で味は変わるのだろうか? ローストビーフとメガネ。それぞれ肉の線維に沿って切った順目と縦に切った縦目で、食べ比べた。先日の、Living Lab Hongoのオープニングパーティーで、格之進の千葉さんのお肉。 最初にローストビーフから。一口では食…

この複雑な世界を複雑なまま生きることは果たして可能か

鈴木健さんを知ったのはたぶんPICSYで、そのあと「なめらかな社会とその敵」を読んでドハマリした。スマートニュースのアプリは知っていたけれど、その経営者だと知ったのはそのあとだった。 なめらかな社会とその敵 作者: 鈴木健 出版社/メーカー: 勁草書房…

日本酒

アルコールが苦手だ。すぐに赤くなり動悸が激しくなり、気持ちが悪くなったりする。学生の頃は飲み方もわからずよく吐いていた。たぶん、2型アルデヒド脱水素酵素がうまく働かないのだと思う。(アルコールは肝臓で1型アルコール脱水素酵素によってアセトア…

LIVING LAB HONGO

CABINはみこしだった。みんながそこに集まった。 っていう話を、CABINが撤去される直前に開かれた「さよならCABIN」といういうイベントで先生方が仰っていたのが忘れられない。 CABINは部屋の5面がディスプレイになっている没入型ディスプレイで、1990年台…

「マイクロバイオームの世界 あなたの中と表面と周りにいる何兆もの微生物たち」(ロブ・デサール&スーザン・L.パーキンズ著、斉藤隆央訳、紀伊国屋書店)

2000年代前半の学生時代。同じ大学で農学部の院生だった友人がメタゲノムの研究をしていました。当時、次世代シーケンサーが出てきたくらい。トリ1羽ずつからサンプル採取してはちまちまとPCRでウイルス遺伝子の断片を探していた当時の私は、細菌の集団をそ…