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備忘録

テクノロジーと人間

ハリウッド版攻殻機動隊「ゴースト・イン・ザ・シェル」雑感

だいぶ前に試写で観ました。先週末公開されたので、記憶を手繰り寄せて雑感を。観たのは3D字幕版。 ghostshell.jp まず冒頭の映像がすごい。香港を思わせる猥雑でネオンに彩られた、高層ビルが立ち並ぶ町並み。ビルと同じ高さの舞妓さんなんかがゆらゆら揺…

人工知能および自律システムにおける倫理的考察のためのIEEEグローバル・イニシアティブ「倫理的設計」:人工知能と自律システムによる幸福を優先するためのビジョン

「人工知能(AI)および自律システム(AS)における倫理規定に関するIEEEグローバル・イニシアティブ」はIEEEのプログラムのひとつで、プログラム名通り、AI/ASの「倫理的設計」ビジョン策定を進めている。 IEEEは電気、通信、情報工学などの技術者による専…

小児科医とVRーテクノロジーが社会に入ってくプロセスについて

小児科医をやっている同級生が、Facebookで以下の記事をシェアしていた。彼女が勤める病院での取り組みだそう。 www3.nhk.or.jp VRなんて単語を知らないままに社会人になり取材で知って早10年。昨年は「VR普及元年」と言われ、PSVRの発売もあって、ゲームを…

AmazonPrimeで最近観た映画

AmazonPrimeで最近観た映画。AmazonPrime便利です。 ●科学者と戦争の関連が興味深い イミテーション・ゲーム エニグマと天才数学者の秘密 [DVD] 出版社/メーカー: ギャガ 発売日: 2016/12/02 メディア: DVD この商品を含むブログを見る 天才数学者、チューリ…

本質的なもの

文化庁メディア芸術祭の受賞作品・受賞者の発表がありました。エンターテイメント部門には、鳴海さんたちのunlimited corridorとあぱぱさんのno salt restaurantも選ばれていて、審査委員の東泉さんがエンタメ部門の講評で、まずこの2つに触れて、 「テクノ…

インターネットの父の憂い

「インターネットの父」ティム・バーナーズ=リーの講演に行ってきました。慶應大から栄誉博士号を受けるということで、昨日、その記念講演会があった。 ティム・バーナーズ=リーはCERNにいたときにWorld Wide Web(WWW)を考案し、ハイパーテキストシステム…

イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密

ナチス・ドイツのエニグマによる暗号の解読を進めた英軍でのアラン・チューリングのストーリーを描いた「イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密」を観ました。AmazonPrimeで無料だったから。もう2年前の公開なのね。 イミテーション・ゲーム/…

技術なくってよし、を選べるのかどうか

研究者や技術者の取材をここ10年近く続けている。研究者も技術者も、テクノロジーによって課題解決をする。逆に言うと、その課題解決にたとえテクノロジーが必要ないとしても、あえてテクノロジーを適用する傾向があるということなのではないのかしら。 テク…

この複雑な世界を複雑なまま生きることは果たして可能か

鈴木健さんを知ったのはたぶんPICSYで、そのあと「なめらかな社会とその敵」を読んでドハマリした。スマートニュースのアプリは知っていたけれど、その経営者だと知ったのはそのあとだった。 なめらかな社会とその敵 作者: 鈴木健 出版社/メーカー: 勁草書房…

LIVING LAB HONGO

CABINはみこしだった。みんながそこに集まった。 っていう話を、CABINが撤去される直前に開かれた「さよならCABIN」といういうイベントで先生方が仰っていたのが忘れられない。 CABINは部屋の5面がディスプレイになっている没入型ディスプレイで、1990年台…

ディストピア化する社会とテクノロジー

先週号で、ディストピア小説の記事を書いた。 toyokeizai.net 去年末あたりから「ディストピア」についてEちゃんとよく議論をしていて、その議論の参考にとディストピア小説をよく読んでいた。ディストピア小説とは、ユートピアを目指していたはずなのにいつ…

ノーベル・プライズ・ダイアログ東京2017から

ノーベル・プライズ・ダイアログ東京2017と題した、5人のノーベル賞受賞研究者ら国内外の著名研究者らによる講演会が今日、東京国際フォーラムで開催された。テーマは「知の未来〜人類の知が切り拓く人工知能と未来社会〜」。正直なところ、人工知能をテー…

めんどくさい、は実はおもしろい、だったりする

この前の◯◯さん(上司)、なんだったの、めんどくさい。 と同僚が言い、私は何のことか、思い当たらなかった。私にとっては記憶に残るほどめんどくさいことでもなく、重要なことでもなく、サラッとその場で聞き流して忘れてしまう程度のことだったんだろう。…

WIREDの科学特集についてもやもやしている友達に話すことの整理

WIRED最新号の特集は「サイエンスのゆくえ」。 wired.jp 村上陽一郎さんの寄稿を始めとして、科学哲学の色が濃い特集だ。これを読んだKさんがもやもやと感じていることをインスタでメンションをくれたので、今度会うときに彼女に話したいことを整理しようと…

ナビゲーションに地図はいらない

仕事がら、初めて訪れる場所へ行くことが多い。iPhoneのグーグルマップで目的地を検索して、iPhoneを見ながら目的地まで向かう。 正直、めんどうだ。いや、一昔前は地図をプリントアウトしてそれを持ち歩いて見ていたから、当時と比べたらプリントアウトを事…

「倫理」ブームと、「そもそも」から考えるということ

なんだか一部界隈で、「科学技術と倫理」というお題目がブームになっている。ここで言う「倫理」は、生命倫理、環境倫理、情報倫理のいわゆる応用倫理とは少し異なるように見える。倫理、といってもESLI(ethical social legal issue)全般を含む。もっと言…

「安心して炎上できる場」をつくる

「安心して炎上できる場」をつくりたい、という話を去年の夏くらいからEちゃんと話してきた。で、その議論から出てきたプロジェクトが、年明けから動き出した。 私にとってのきっかけはある研究者の研究。3年近く前、その研究の話を聞いて、2年半前に記事…

ITと世界の分断、拡大する格差

最先端のITを理解して活用し、その恩恵を受ける人は、世界のわずかの人々なのだ、と彼女は言った。その資格を得られる人は、経済的にも文化的にも豊かな人々で、新しいテクノロジーを受け入れ、使いこなすだけの「リテラシー」を持つ。そりゃそうだ、1000万…

紅白歌合戦2016ーPerfumeのダイナミックVRは次のVRの流れを作るか?

紅白歌合戦の楽しみは、演出のテクノロジー。テクノロジーの流行が反映されています。毎年楽しみなのがRhizomaticksが演出を手がけるPerfume。今回は「ダイナミックVR」と言うキーワードが。 床面と背面の2方面がディスプレイになっていて、そこでパフォー…