人間とテクノロジー

人間とテクノロジーについて、取材とか思ったこととかの備忘録

バーチャルリアリティ(VR)

Oculus Goを買った

寝転がって映画を観るためにOculus Goを買った。結論から言うと、約10分使って一晩考えて、手放すことを決めた。私がOculus Goを買ったのは、普段はMac bookで観ている動画を観るためで、つまりPCのディスプレイとオーディオの代替品としてOculus Goを位置付…

プロジェクションマッピングレストラン

先日、Hさんに招集されてプロジェクションマッピングレストランへ行ってきた。招集された6人は私以外は研究者、クリエイターで、オーナーの休日に研究会としてコースを提供していただいた。 創作フレンチというのかしら。一皿ごと出てくるたびに、プロジェク…

TOHO上野でレディ・プレイヤー1を観てきた

少し前に、上野に映画館ができた。上野、というより正確には御徒町だ。空いている、という理由で時々、ここにひとりで映画を観に来る。 近未来のVRがテーマだという「レディ・プレイヤー1」は、私のTwitterのTLではずいぶん前から、試写を観た方たちが推し…

ツールを使うことによる人の変化を設計する

Googleホームとかamazonエコーとかを使い出すと、機械が認識しやすいように話すようになる。Google翻訳を多用する友人は、Google翻訳が翻訳しやすいように日本語を書くようになると言っていた。 音声認識も自動翻訳も、便利なツールだ。でも、ツールは融通が…

ITは無色透明な空気になり、社会に浸透する

イケイケドンドンの時代は良かったよな。 ってデスクが言ったのはすでに10年前のことだ。新しいテクノロジー、特にITの開発もののニュース記事を書くのが、難しい時代になったな、と思う。先端技術の開発や研究成果によって明るい未来を約束するといった文脈…

いわゆる「人工知能」研究者コミュニティの分類

一昨日の人工知能学会合同研究会での杉山先生の招待講演はほぼ一般向けの内容だったが、いわゆる「人工知能」研究者コミュニティの分類が整理されていてわかりやすかった。「人工知能」研究者、というと日本では人工知能学会が代表のように言われるが、機械…

コミュニケーションの未来はVR

2016年は「VR普及元年」といわれるけれど、2017年は「コミュニケーションVR元年」だと勝手に思っている。昨年来製品販売が相次ぐ、ヘッドマウントディスプレイ(HMD)とコントローラーといったシステムをVRと呼ぶのなら、それらをネットワークに接続して人同…

人間関係をあたたかくするVR体験型パフォーマンス「Neighbor」

男女ペアでHMDをかぶって体験する、体験型パフォーマンスの「Neighbor」が、昨日と今日、ICC(東京・初台)で体験ができます。 www.ntticc.or.jp 前日の内覧会で体験、取材させてもらって記事を書きました。少しでも多くの人に体験してもらいたいと思ったか…

「ブレードランナー2049」雑感 (ネタバレあり)

めっちゃ良かった。 映画『ブレードランナー2049』 | オフィシャルサイト | ソニー・ピクチャーズ 1983年の「ブレードランナー」はDVDで観たし、ディックの「アンドロイドは電気羊の夢を見るか」もKindleで読んだくらいの一般教養程度の知識で、それ以外今作…

DCEXPOでVRを体験する

今年もデジタルコンテンツエキスポ(DCEXPO)が昨日から3日間開催されています。 経産省などが主催するDCEXPOは、イベントや展示会が多い秋でも終盤に開催されますが、CEATECなど他のビジネス系イベントと比べるとゆるめで比較的来客が少ないため、ここ1年…

東京モーターショーに見るVR

東京モーターショーが、明後日から5日まで開催される。今日と明日はプレスデーで、行ってきました。 www.tokyo-motorshow.com 各社、EVとAIが目立つ出展でした。ところで、展示手法としてVRがもはや定番化してきていたのが興味深かった。 まず、モビリティ…

銀座の日産クロッシングでカタログVR

昨年、銀座の4丁目交差点に新しくオープンしたギンザプレイス1−2Fにある日産のショールーム、ニッサンクロッシングは、個人的にVR活用の定点観測スポットのひとつにしている。2Fのオープンなスペースでは、VRコンテンツが体験できるから。以前行った時は…

歩きながらVR体験をするとVR酔いになりにくい

VR体験ではかぶらないといけないHMD(ヘッドマウントディスプレイ)。だいたい数分で耐えられないほど疲れるし、気分が悪くなります。HMDは重いし、酔うし、疲れるのです。(ついでに女性にとっては髪の毛が乱れる、化粧が落ちるという欠点もあります。私は…

第1回AI・人工知能EXPOに行ってきました

いろいろな意味で話題の第1回AI・人工知能EXPOに行ってきました。AI・人工知能って人工知能・人工知能かよ。第何回まで続くんでしょうか。とりあえず来年のブースはほぼ完売していたようなので第2回はあるみたいです。もちろんコンシューマ向けではなく、商…

行ってみたいVRレストラン

VRレストランと呼ぶのが適切かどうかはともかく・・・。プロジェクションマッピングなどテクノロジーで五感を刺激して食の楽しみを味わうレストランが最近増えているなーと思ったので、行きたいところをメモ。 ●佐賀牛restaurant Sagaya 銀座 (銀座) tabel…

2016年に書いた記事振り返り

2016年は記者(週刊朝日編集部)から編集者(医療健康編集部)になり、また記者(AERA編集部)に戻るという慌ただしい1年でした。分野も、週朝では政治から経済からなんでもやっていたのが、医療健康編集部では医療や医学部、医師が対象、AERAでは医療や科…

今年もDCEXPOへ行ってきた

先週、デジタルコンテンツエキスポ(DCEXPO)へ。DCEXPOは経産省などが主催するデジタル技術の展覧会で、経産省が認定したInnovative Technologiesの展示やデモがあり、それらを誰でも無料で体験できるイベントだ。他にもシンポジウムや展示があるが、主に大…

現状のウェブ文化へのジャロン・ラニアーの痛烈な批判

フリー、オープンネス、知の民主化、クリエイティブ・・・ そのようなキーワードをもってインターネットを礼賛する声は多い。だが、インターネットは本当に私たちを知的に、賢くして、幸せにしたのか。この10年、それは幻想だったことに多くの人たちが気付き…

ネクストVRを探しにVR学会へ行ってきた

14〜16日につくばで開催された日本バーチャルリアリティ学会(VR学会)へ行ってきた。 世間はVRブームで、ヘッドマウントディスプレイ(HMD)の発売が相次いでいることもあり、今年はVR普及元年とも言われている。今言われているVRは、HMDを付けて体験するも…

VRアミューズメント施設のVRゾーンへ行ってきた

お台場はダイバーシティにある、バンダイナムコが期間限定で設置している「VRゾーン」へ行ってきた。VRを体験できる場所はイベントなどであまたあれど、「お金を取って」アミューズメント施設として提供しているところはまだ少ないだろう。 VRゾーンへ行くに…

VRメディアが(いつの間にか)たくさんできていた

メディアから社会の流行り廃れを感じ取れる。VRについて言えば、ウェブメディアのMoguraVRとPANORAは前から見ていたが、いつの間にか雨後の筍のようにVRメディアが増えていたようだ。リクルート主催のTECH LAB PAAK主催のイベント「VRメデイアサミット」では…

ファッション×テクノロジーが気になっている

ファッションをずっと取材しているOさんは、ファッションの取材を通じて社会の動きを見たいと言う。去年くらいから、「ファッションテック」というキーワードを聞くようになった。ファッションとテクノロジーを組み合わせた造語で、レガシーなファッションの…

フィルターバブルの中を生きている

中立公平だとか、メタにものごとを見ているとか言ったって、私たちは常にフィルターバブルの中を生きている。「フィルターバブル」は、ネット検索などでアルゴリズムが最適化された結果、自分に近い、潜在的に望む情報にしかリーチできなくなり、あたかもフ…

VRと個人情報

Twitterで流れてきた、VRと個人情報の取得とその影響に警鐘を鳴らす、スタンフォードの記事を、なんとなく訳してみた。 元記事はFCC chairman visits Stanford for virtual reality lesson FCC議長がバーチャルリアリティの講義のためにスタンフォードを訪れ…

VRとクロスモーダルとサイバネティックスシミュレーション

日本バーチャルリアリティ(VR)学会という学会がある。記者になった1年目に科学技術部の所属で、当初担当だったバイオからITに担当が変わってすぐのときに、ひょんなところから、VR学会の中心人物である廣瀬先生の取材に伺って以来、どういうわけかここ10…

人工知能(AI)とバーチャルリアリティ(VR)の関係

AIが流行っている。VRも流行っている。少なくとも、情報系の業界内では。でもこの両者、関係ないそれぞれ独立のテクノロジーと独立の文脈での流行りのように見えるけれど、実は大きく関連しているみたいだ。 AIはコンピュータが人の知能のような振る舞いをす…

動きまわって周りに触れられるかのようなViveがすごい

今年はVR元年と言われるだけあり、VRのヘッドマウントディスプレイ(HMD)が各社から発売されているほか、色々なイベントなどで体験する機会が多い。先日、小倉で開催された人工知能学会全国大会の企業展示で、(なぜか)HTC Viveがあったので体験してきた。…

4DのVRジェットコースターで酔った

丸の内KITTEの1FのGaraxy特設ブースで、VRヘッドマウントディスプレイのGear VRを使ったVR体験が6月8日まで無料で体験できる。行ってきた。 体験できるコンテンツは、可動式シート(いわゆる4D)を使ったジェットコースター体験と、可動式のボードに乗っ…

世界の見方が変わるVR

VRが流行っている、と言われている。VRの体験と言うと、ヘッドマウントディスプレイ(HMD、最近ではVRヘッドセットとか単にVRとか呼ばれているみたいだけれど)を被って体験する、現実にあるものを映像で再現するという体験を指すことが多い。 VRでおもしろ…

自閉症スペクトラムの視覚世界を体験するVR

自閉症スペクトラム(ASD、広汎性発達障害)は発達障害の一種で、対人交流とコミュニケーションが苦手で、自分の関心やペースを優先させがちなのが特徴だ。自閉症やアスペルガー症候群などもここに含む。 ASDは社会性の障害と言われるが、最近の研究では、知…