備忘録

テクノロジーと人間

メディア

共感と”あざとさ”

先月、突如としてTwitterのTLが「すっごーい、たーのしー、おもしろーい」に染まった。けものフレンズを観ている友人は少ない。にもかかわらず、Twitterのやりとりに「すっごーい、たーのしー、おもしろーい」が入ってきたのだ。 アニメ、漫画、ゲーム、グッ…

アカデミアにも蔓延する「フェイク」

架空の研究者を作り、360のジャーナルに対して、エディターになりたいむねをメールしてみたところ、48のジャーナルでエディターに、4のジャーナルでチーフエディターに採用された、という実験が、Natureに掲載された。 www.nature.com 科学研究は、専門的な…

この複雑な世界を複雑なまま生きることは果たして可能か

鈴木健さんを知ったのはたぶんPICSYで、そのあと「なめらかな社会とその敵」を読んでドハマリした。スマートニュースのアプリは知っていたけれど、その経営者だと知ったのはそのあとだった。 なめらかな社会とその敵 作者: 鈴木健 出版社/メーカー: 勁草書房…

インターネットディストピア

昨日、エマちゃんに会いに駒場へ行ったら、博物館でマザリナードの展示をしていたのでふらりと入った。 マザリナードは、フランス革命直前の17世紀のフランスで宰相マザランに関連して出回った大量の文書だ。もともと、フロンドの乱と同時期に反マザランの書…

現状のウェブ文化へのジャロン・ラニアーの痛烈な批判

フリー、オープンネス、知の民主化、クリエイティブ・・・ そのようなキーワードをもってインターネットを礼賛する声は多い。だが、インターネットは本当に私たちを知的に、賢くして、幸せにしたのか。この10年、それは幻想だったことに多くの人たちが気付き…

VRメディアが(いつの間にか)たくさんできていた

メディアから社会の流行り廃れを感じ取れる。VRについて言えば、ウェブメディアのMoguraVRとPANORAは前から見ていたが、いつの間にか雨後の筍のようにVRメディアが増えていたようだ。リクルート主催のTECH LAB PAAK主催のイベント「VRメデイアサミット」では…

専門家とメディアの信頼に基づいて、一緒につくっていきたい

新卒で入社した新聞社の社是は、「中立公平」だった。記者は、ファクトを探してきて、自分をできるだけ省いてそのファクトだけを書くのが仕事だ。そう思っていた。 「Aさんはインドネシアを侵略すべし、と言った。一方Bさんはマレーシアを侵略すべし、と言っ…

「パナマ文書」を取材し、報道した意義とデータジャーナリズム

先日、早稲田大学で開催された「『パナマ文書』はこうして取材・報道した」というイベントに行ってきた。パナマ文書を分析した非営利組織のICIJ(国際調査報道ジャーナリスト連合)で日本を担当した在米フリー記者のシッラ・アレッチさん、ICIJと協力して取…

テクノロジーは、人間と世界の間を媒介するメディア

テクノロジーは自己と環境との間のメディア(媒介)、インターフェイスだと、哲学者の久木田水夫さんは言う。人間は、テクノロジーを介して世界を知覚、認知、解釈し、テクノロジーを介して世界に働きかける。 久木田さんは昨年、「生まれながらのサイボーグ…