科技メモ

テクノロジーと人間について、取材の備忘録とか思ったこととか

科学

アカデミアにも蔓延する「フェイク」

架空の研究者を作り、360のジャーナルに対して、エディターになりたいむねをメールしてみたところ、48のジャーナルでエディターに、4のジャーナルでチーフエディターに採用された、という実験が、Natureに掲載された。 www.nature.com 科学研究は、専門的な…

料理の常識をうたがう

ちょっと前の以下のニュースがとてもよかった。 nlab.itmedia.co.jp 日本こんにゃく協会の発表資料はこちら。 私もしらたきがすき焼きの肉を固くするって思ってたよ。実家でそうやって親に言われてきたから。 しらたきに限らず、「料理の常識」は、まずは家…

トランプの大統領の誕生と科学者の反応

ドナルド・トランプが米国の次期大統領となることが決まった。一般に、科学技術政策は、国の重要アジェンダとなることはあまりない(票田にならない)が大統領によって、科学研究に影響がでることもある。例えば米国では2001年にジョージ・ブッシュ大統領がE…

Science誌の新媒体Science Roboticsはオルタナティブな研究の発表の場に

中高生のころ、alternativeという単語を何度も辞書を引いた。意味がよくわからなかった。ニルヴァーナやスマッシング・パンプキンズをよく聴いていたころのことだ。 今macに入っている辞書でalternativeを調べると、以下のように出てくる。 1 【今あるものと…

科学技術研究のデュアルユース

科学技術を取材する立場からここ数年の大きなアジェンダのひとつが、科学技術研究の民生利用と軍事利用のデュアルユース(両義性)だ。いくつかあるが、大きく注目をあつめるきっかけとなったのが、昨年度から防衛省が始めた、大学などのアカデミアの研究を…

科学には解けない問題

去年、中国の研究者らが、ヒト受精卵にゲノム編集を施したことが話題になった。その時にNatureにジャーナリストが書いた記事を去年訳したのが出てきたので、以下に貼り付けた。なお、元記事のタイトルにある「CRISPR」は「CRISPR/Cas9」システムに代表される…

変態で変人の研究者たちが愛おしすぎるマンガ「決してマネしないでください。」がめちゃくちゃおもしろかった

Unityの簗瀬さんが「決してマネしないでください。」(蛇蔵、講談社)をFBで薦めていてKindleでポチったら1ページ目からツボにはまり、全3巻一気読みして、明日朝早いのに、感想文を書かずにはいられない深夜3時。とにかく読んでいると、研究者が大好きだ…