人間とテクノロジー

人間とテクノロジーについて、人と話したり、議論したり、思ったりしたことの備忘録

テクノロジーが好きなのに、HMDもウェアラブルも苦手で辛い

 新しいテクノロジーが好きだ。なんでもまず体験する。作っている人の話を聞く。最近はVRブームもあり、HMDウェアラブル端末を使ったアプリケーションが多い。だから試す。HMDをかぶる。ヘッドフォンをつける。ウェアラブル端末を身に着ける。

 HMDは、映像が動くとまず酔う。それ以前に、視野が狭くなるのが気持ち悪い。メガネさえ苦手(近視だが、気持ち悪くなり数時間とつけていられない)。そもそも、身体に何かをまとうのが嫌い。毎日着けているピアスと衣服と靴と腕時計以外を着けるのが苦手だ。冷え性なので冬はタイツや靴下をしょうがなく履くが、冷えがないときは素足。

 テクノロジーが好きだ。体験したい。せずにはいられない。1回の体験ならいい。でも2度目はないな、というのがだいたい。テクノロジーの良し悪しじゃなくて、私の身体がそう言う。

 作った人のストーリーはおもしろいし、それが重要な事も多い。でも、1回体験してみた、おもしろいけど2度目はないな、っていうのを、これいいよ!って人に言える?

 辛い。

 そこにあることを意識しなくても、面白かったり便利だったりはっとしたりハッピーになったり、と、そんなテクノロジーが欲しい。もしくは、身にまとうものなら、週7日でも着たいお気に入りのmarimekkoの牛柄のウールワンピースみたいに、ゆったりして身に着けていると心地いいような、そういうテクノロジーが欲しい。

 研究者のみなさま、お願いします。切実。