科技メモ

テクノロジーと人間について、取材の備忘録とか思ったこととか

VRアミューズメント施設のVRゾーンへ行ってきた

お台場はダイバーシティにある、バンダイナムコが期間限定で設置している「VRゾーン」へ行ってきた。VRを体験できる場所はイベントなどであまたあれど、「お金を取って」アミューズメント施設として提供しているところはまだ少ないだろう。

VRゾーンへ行くにはまずサイトから事前予約をする。1か月後まで予約できるが、週末は埋まっていることも多い。予約の枠は1時間半で、その時間内に、VRゾーン内にある8つのコンテンツをそれぞれ好きなように楽しむという仕組みだ。

予約した時間にVRゾーンへ行くと、まずシステムの説明を受ける。機械でバナパスポートというカードを300円で購入し、別の機械でチャージをする。それぞれのコンテンツは1回の体験が700~1000円で、体験するときにバナパスポートをかざして支払をする。

この日私が体験したコンテンツは2つ。8月末から新たに加わった「ガンダムVRダイバ強襲」と「高所恐怖SHOW」だ。いずれも1000円で体験時間は7~8分。ガンダムは少し並んだが、平日昼間だったこともあり、ほとんどのコンテンツは並ばずに体験できていた。

ガンダムVRダイバ強襲」は、ダイバーシティの正面に立つ実物大ガンダム像がモチーフになっている。

これです。

VRヘッドセットとヘッドフォンをかぶり、腰に命綱をつけて、コンテンツがスタート。VR空間ではダイバーシティ前の様子が再現され、実物大ガンダム像の前に自分立っている想定になっている。そこに、ザクがこちらに向かってきて攻撃をしかけてくる。すると、ガンダムが動き出して左手を差し伸べてそこに乗るように促される。

ガンダムの手の中に座って、指をつかんでいるところ。実際にはシートに腰かけて手すりをつかんでいるわけだが。

ヘッドセットの映像、ヘッドフォンの音響のほか、床面の揺れ、ガンダムの手(座っている部分が手のひらで右側の指に捕まってる)の揺れ、ガンダム近くのヒーターと、視覚、聴覚、体性感覚、熱とフルの刺激でかなりのリアリティ。

なお、腰につけている命綱は、スタッフさんが握っていてくれるが、これが案外重要なようだ。以前、VRゾーンの担当者の方のお話を伺った時に、「高所恐怖SHOW」を体験していたお客さんが、VR空間で高い建物の上にいる場面を体験している間に、現実で前へ向かってダイブしてしまい、命綱がその名の通り命綱として機能したという。VRヘッドセットをかぶると、それだけ没入感が高く、VR空間と現実が区別がつかずに行動してしまうのだという。

その「高所恐怖SHOW」も体験してきた。VRヘッドセットとヘッドフォンをかぶると、ビルの1階からエレベーターに乗って上の階まで上がるところから始まる。エレベーターがひらくと、そこは一枚の板が空中に突き出ている高所。板の先には子猫がいて、子猫を助けて戻ってきてくださいというアナウンスが流れる。

実際には、このような板の上をヘッドセットをつけて歩く。

高所のネコは、右手に持っている黒い物体がネコで実際のモノを持ち上げて運ぶんだけど、重過ぎ硬すぎでネコっぽくないのが残念だった。

右手に持っているモノは、VR空間では子猫として見えている。

ともあれ、素晴らしいのはスタッフの方たち。平日昼間で空いていたのもあるかもしれないけれど、質問したら丁寧に答えてくれたり、ご自身のVR体験をお話ししてくださったり、VRゾーン愛に溢れていた。VRは技術だけど、VRゾーンは技術が一見目立つけど、アミューズメント施設としてお客さんを楽しませることがメインというスタンスが良かった。技術すごいでしょVRデモに飽きていたので…。

VRゾーン行かれる方は、混んでいなければスタッフの方たちとお話ししてみるとより楽しめると思います。