人間とテクノロジー

人間とテクノロジーについて、人と話したり、議論したり、思ったりしたことの備忘録

ワークショップ覚え書き

先日、エマちゃんととあるワークショップを主催しました。ものすごく雑にまとめると、多様な領域のそれぞれの専門家たちがひとつのテーマについて議論をすると、それぞれの認識や意見の相違が浮き彫りになること(建設的な意味で)、またそれぞれの異なる立場からの意見を集約して編集すると新しい価値創出と社会実装につながりそう、というのが発見でした。おもしろかった!

場所は、ワークショップや勉強会のために友人が借りた一軒家のスペースを使わせてもらいました。とてもよいスペースだった。感謝〜。

ワークショップは2日間を2時間ずつに区切って好きな時間に登録してね―という形式。3週間前に告知サイトをつくり、メールとSNSで近いコミュニティの人たちに案内を出しました。その結果、誰でも参加可能とはいえ、実質セミクローズドで大まかに、アカデミア、パブリックセクター、ビジネス、メディアの4領域から、特定分野の専門家の方たちが集まりました。

2日間の日程のうち、初日午後の最初の2時間のセッションはSkypeでゲストをお迎えしたので、そこがコアタイム。人数が少ない時間帯は時間変更してもらって集約したので、2日間で2時間×4セッション(最後の2時間は実質4時間に)。

参加者は、1日目の最初の2時間は20人、次の2時間は前のセッションから引き続きの人も合わせて8人、2日目の午前のセッションは8人、午後のセッションは5人。最初のセッションは人が多かったので5グループに分かれてそれぞれでディスカッションをして、最後にそれぞれのグループで発表をして全体で議論するという形。それ以外は全員で2時間ディスカッションをしました。ひとりひとりの意見をちゃんを聞いて議論をするという点では、8人が最大人数でしょうか。

ワークショップの目的は、あるドキュメントのバージョンアップのための会議にインプットするための意見抽出。参加者にはドキュメントをあらかじめ読んできてもらって、総論、各論それぞれで意見をもらうのが狙いです。

もっとも、ドキュメントの趣旨や目的がなかなかわかりづらく、WSの冒頭ではその共有から始まり、意見でもそこを問う声はだいたい毎回あったそれでも、参加者がそもそももともと勉強熱心でそれなりにこの分野の知識があったおかげもあり、多様な意見や議論が飛び交い非常に有意義でした。

最も興味深かったのは、同じトピックスについてでも、おおまかにはアカデミア、パブリックセクター、ビジネス、メディアといったそれぞれの属性ごとに、前提となる認識も、意見も、志向も全くことなるという(当然だが)ことが、浮き彫りになったこと。当然のことではあるけれど、具体的に目の当たりにするとよい事例集になるのではと思った。これをどう表現するかだけれど、うまくレポートを書きこみたいなあと思った。

もうひとつ興味深かったのは、4セッションのそれぞれの議論をまとめて、特定の視点をもって編集すると、新しい価値提案とその社会実装モデルが作れるのではないかという気付きがあったこと。これは全セッションに参加している主催側の私たちの特権だけれど。2日目の最後のセッションはうしろがなかったので、ドキュメント以外の話にも議論がおよび、これまでのセッションの振り返りも議論した。その中での気付きだった。これに気付いた後は、ドキュメントの趣旨や志向についても、こうしたらいいのになーと思うことがあった。まあこのドキュメントの主体は私たちではないので、他の私たちの仕事で反映させられればと思うけれど、

なお、これは今月末の別の公開討論の前哨戦という位置づけでもあるので(個人的に)、次につなげるように、レポートを作るつもり。

なお、もともとはGWにガンダム観よう合宿だったため、1日目終了後は泊まりでガンダムを観ました。この写真なにがなんだかわからないけど。

私とエマちゃんはガンダム未見でして、ガンダムには人生のすべてが詰まっている、ガンダムを観ていないのはなしだ、と友達に言われたので、DVDをお借りして観ることになったのでした。ファースト、Z、逆シャアで8時間あれば観れると言われたが、ファーストしか観終わらなかった・・・・。