人間とテクノロジー

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「VRは脳をどう変えるか?仮想現実の心理学」(ジェレミー・ベレイソン)

心理学者でバーチャルリアリティVR)を使った研究に20年取り組んでいるスタンフォード大学教授のジェレミー・ベレイソン氏による著書。自身の研究に基づいて、VRの人への影響を調べる研究から、その影響を利用した医療や環境保護、教育などの社会実装の取り組みの紹介まで今のVRの現状と課題についてまとまっている。ここ数年のVRブームではテクノロジー楽観主義の視点で語られることが多いが、この本の中ではVRの限界と課題にもそれぞれ丁寧に触れてあり、そのためVRの意義付けについても説得力が感じられて特に良かった。

なお、稲見先生もツイートされていたがタイトルはミスリードで、原題は「Experience on Demand: What Virtual Reality is, How It Works, and What It Can Do」。原題の方が本の内容をよく表している。

  

VRは脳をどう変えるか? 仮想現実の心理学

VRは脳をどう変えるか? 仮想現実の心理学