医療
19181〜20年のいわゆるスペイン風邪の流行について、内務省衛生局(当時)が1922年にまとめた報告書「流行性感冒」がめちゃおもしろかったです。役所の報告書と思えない科学的で謙虚な態度の記述と詳細なデータ。100年前の文体だけど読みやすいのは、数値を…
先週末、日本感染症学会が開催した第94回日本感染症学会学術講演会をオンラインで聴講していたんですが、治療薬候補の現状が興味深く、少し調べたらJAMAが4月24日に出したレビューPharmacologic Treatments for Coronavirus Disease 2019 (COVID-19)に米国の…
新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)に感染したことがあるかどうかを調べる抗体検査が増えている。 米ニューヨーク州知事のクオモ氏は23日、州政府が実施した抗体検査の予備調査結果を発表した。調査は2日間に渡って州内の食料品店などで3000人を対象に実施、…
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)予防に向けたワクチンの臨床試験開始が相次いでいる。英オックスフォード大学は21日、今週中に臨床試験での接種を開始すると発表した。他にも米国、中国でワクチンの臨床試験が始まっている。オックスフォード大学のワ…
ニューヨークで2月7〜12日に開催されたAAAI-20に併設して、2月7日~8日に同じ会場で開かれたThird AAAI/ACM Conference on Artificial Intelligence, Ethics, and Society (AIES 2020)に参加しました。いつものような学会取材ではなく、エマちゃんとたくせん…
今年3月、オリンパスは「内視鏡分野のAI技術において国内初の薬事承認を得た」とする、AI搭載大腸内視鏡画像診断支援ソフトウェア「EndoBRAIN(エンドブレイン)」を発売した。同社の超拡大内視鏡で撮影中に利用し、リアルタイムで「腫瘍性ポリープ」または…
第三次AIブームが始まって久しいが、私が最初に「医療×AI」を見出しにとった記事を書いたのは2016年だった。その頃から「医療AI」だとか「医療×AI」をうたう記事がメディアでも増えてきた。最近はデジタルトランスフォーメーション(DX)だとか、AI社会だと…
追記(17:55) 15:00の厚労省の発表でエボラ陰性との結果 www.mhlw.go.jp エボラ出血熱がアウトブレイク中のコンゴ民主共和国から7月31日に帰国した70歳代の女性が帰国後発熱し、エボラ出血熱の感染疑いがあるとして、国立感染症研究所(村山庁舎)で検査中だ…
本文大量のデータを学習させることで、認識精度が向上する機械学習などのAI技術を活用して開発される、いわゆる「AI医療機器」の 開発が進むが、国の審査・承認といった現行制度はこうした技術進歩に追いついていない。こうした中、AI医療機器の開発を進める…