AmazonPrimeで最近観た映画
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●科学者と戦争の関連が興味深い
天才数学者、チューリングが対独戦争中に、ナチスドイツ軍の暗号解読に挑むストーリー。
感想文書きました。
●意思を持つAIのリアリティがない
Googleを思わせる検索システム最大手企業トップのネイサンが作るAI搭載の女性型アンドロイドのチューリングテストのためにその広大な別荘に呼ばれたケイレブとアンドロイド(たち)のお話し。
いまさらエクス・マキナ観たけど、検索システムから作られたAIがこんな意思を持つのか腑に落ちなくて微妙。同じくAIアンドロイドが意識を持って独立するSFならロボットの一人称視点で描かれたバーチャル・ガールの方がよかった。
— Katsue Nagakura (@kaetn) 2017年3月18日
映像はきれいなんだけど。AIが意思を持つメカニズムの説明が腑に落ちない。ヴァーチャル・ガールはとてもよくできていて、メカニズムよくわからなくても、なんとなく腑に落ちてしまう描かれ方がしてある。
- 作者: エイミー・トムスン,Amy Thomson,田中一江
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 1994/10
- メディア: 文庫
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●ディストピア感がもっと欲しかった
デザイナーズベイビーが当たり前の近未来。遺伝子情報で社会的地位や職など全てが決まる。劣った遺伝子情報を持って生まれた主人公が宇宙飛行士になる夢のために、最高の遺伝子情報を持つ落ちぶれた水泳選手と共謀してなりすます。
世界観はディストピアなんだけど、結局それをハックするのは人間性みたいなあいまいなものなのだなあとお茶を濁されたような気分でした。
●世界観はディストピア
EXMACHINAは続編。
●なんど見ても名作
何度見ても名作です。
スカヨハ主演の実写版「ゴースト・イン・ザ・シェル」の予習のために観ました。セリフもシーンも覚えてしまうくらい好き。
●ゲームと現実、虚構と現実の境界があいまいに
虚構対現実っていう、シン・ゴジラのコピーは2016年の空気を表していたと思う。ゲームやVRで人はどう変わるのか?という話を少し前にしていたときにVR研究者の鳴海さんに「アヴァロン観ていないのはありえない」と言われたので観ました。
アヴァロンというゲームで戦士として最強をほこるアッシュ。ゲームの世界と現実がいつの間にかリンクしているのか、していないのか、虚構(ゲームの世界)と現実があやふやになっていく。
アヴァロンと同じく、 おかっぱ女性と犬が出てきます。
アヴァロンが虚構が現実になっていくような話なら、こちらは現実が虚構になっていく話なのだろうか。戦争請負会社のパイロットが主人公。でも、この世界では戦争は合法的に人を殺したり殺されたりする、世界の維持に不可欠な要素としてえがかれる。戦争請負は一つのビジネスで、パイロットはひとつの職業にすぎない。現実のはずの戦争が、あたかもゲーム(虚構)のように見えてくる。
虚構か現実か。個人的には去年のテーマだったんだけど、まだ引きずっているなあ。