人間とテクノロジー

人間とテクノロジーについて、人と話したり、議論したり、思ったりしたことの備忘録

研究者の研究

研究者の研究をする研究会をしよう!

と、昨夜、たまたま行ったイベント会場で遭遇した友人2人と話していました。勉強会をしたいね、という話をしている中で、「研究者の研究をしたい」という話になった。その時考えていたことを、忘れないうちに、メモ。

研究者の何を研究するのか?研究者の研究は面白い。面白いけれど、何で研究しているの?何でその研究をしているの?と思うことがある。でも、普段研究を話しを聞くときに、そこまで突っ込んで聞くことができない。そこで、研究の話に加えて、なぜその研究をしているのか?なぜそもそも研究をしているのか?(研究者であるのか?)を突っ込んで掘り下げて聞く。

では、なぜそれを聞きたいのか?それを聞くことで何につながるのか?

研究者は特定分野の専門家だ。特定分野の専門家(研究者でいなかにかかわらず)が数人集まって、何かが生まれる時がある。生まれない時もある。目的を共有しているとき、生まれることが多い。でも、あらかじめ目的を共有していなくても、問いから一緒に作っていき、目的を一緒に作っていくこともある。そうしたときに、なぜ研究をしているのか?なぜ研究者であるのか?そうしたことが、潜在的な引力になることがあるのではないのかな、というのがひとつの仮説だ。

「研究者の研究をしたい」と言っていたら、その場にいた知人が、こんな話をしてくれた。ある専門家を、何時間も何日も掘り下げて、構造化されたインタビューをしたインタビュアーがいた。インタビュアーはひたすら聞き続けた。彼はただ聞いていただけなのに、インタビュイーは話しているうちに、ああ、自分はこれがしたかったのか、これをしていたのか、こういうことだったのか!と気付いたという。

もしかしたら、そういうこともあるのかもしれない。意図するしないにかかわらず。

でも、本当は、ただ聞きたいだけだ。知りたいだけ。研究者という人達が好きで、彼らに興味があるから。

WIREDとAudiのアワードのイベントでした。