科技メモ

テクノロジーと人間について、取材の備忘録とか思ったこととか

SCHAFTがGoogleからソフトバンクに買収される

ツイッターを見ていたら、ソフトバンクがAlphabet(Googleの親会社)から、ボストン・ダイナミクスを買収するというニュースが流れてきた。

ソフトバンク、Boston Dynamics の買収に合意 ~スマートロボティクス技術の開発促進へ向けたコラボレーションへ~

もしや、と思って読み進めると、SCHAFTも買収するとある。やったー!!わーい!!

と朝から興奮。

SCHAFTとボストン・ダイナミクスDARPA Robotics Challenge(DRC)出場を控えた2013年末、Googleに買収されたことが発表されました。

その一年ほど前からSCHAFTを取材していた私は、なぬー!聞いてない!!!となって、これは中西さん(SCHAFTのCEO)に聞きに行かないと!!と速攻航空券を取り、その2週間後DRCが開かれているマイアミへ行きました。(仕事じゃなくても行くつもりだったけど、結果的にいくつかの媒体に記事を書きました)

wired.jp

 

wedge.ismedia.jp

 

買収後はGoogleの方針で、SCHAFTの取材は一切できなくなりました。

買収前にSCHAFTを取材していたのは、SCHAFTの出身研究室のボスの先生からの紹介が発端でした。2012年末、何かのシンポジウムの後の懇親会で、「すごくおもしろことをやっている若者たちがいるんだ」とものすごく楽しそうな顔をして先生はおっしゃいました。ロボットを作りたいとベンチャーを作ったこと、そのベンチャーとしてDRCに出場するということ、(先生のみたてでは)絶対に優勝するということ。

おもしろいー!と、DRCへの出場、優勝までを継続的に取材をして書きたいと先生に言うと、それはいいね、ということで、SCHAFTを紹介してもらいました。ひょんなところからその後半年間くらい、彼らと同じ建物の中で仕事をすることになり、私は仕事をさぼっては、彼らの所によく遊びに行っていました。取材と称して。

というところで、Googleに買収されて取材が継続できなかったので、なぬー!となったわけです。DRCの予選で彼らが優勝する様子を見届けて、まあしょうがないやと思いましたが。(本戦はGoogleの方針で出場しなかった)

そこで、トヨタ(TRI)がSCHAFTを買収するという話が出た時には、おお、これでまた彼らを取材できる!とほくそ笑みました。TRIにはDRC関連で彼らと馴染みが深いギル・プラットやジェームズ・カフナーがいるので、有り得そうな選択肢だな。と思ったのです。またGoogleで彼らを買収したアンディ・ルービンはすでにGoogleを去り、自身のVCを設立していました。が、交渉が頓挫しているという話を聞けばやきもきしていました。

というところでのソフトバンクです。ソフトバンクは取材できるといいな〜。今となっては、自分はGoogle買収前のSCHAFTについてかなりよく知る記者だと思う。