人間とテクノロジー

人間とテクノロジーについて、人と話したり、議論したり、思ったりしたことの備忘録

2016-05-01から1ヶ月間の記事一覧

世界の見方が変わるVR

VRが流行っている、と言われている。VRの体験と言うと、ヘッドマウントディスプレイ(HMD、最近ではVRヘッドセットとか単にVRとか呼ばれているみたいだけれど)を被って体験する、現実にあるものを映像で再現するという体験を指すことが多い。 VRでおもしろ…

4DのVRジェットコースターで酔った

丸の内KITTEの1FのGaraxy特設ブースで、VRヘッドマウントディスプレイのGear VRを使ったVR体験が6月8日まで無料で体験できる。行ってきた。 体験できるコンテンツは、可動式シート(いわゆる4D)を使ったジェットコースター体験と、可動式のボードに乗っ…

自閉症スペクトラムの視覚世界を体験するVR

自閉症スペクトラム(ASD、広汎性発達障害)は発達障害の一種で、対人交流とコミュニケーションが苦手で、自分の関心やペースを優先させがちなのが特徴だ。自閉症やアスペルガー症候群などもここに含む。 ASDは社会性の障害と言われるが、最近の研究では、知…

五月祭はロボットを楽しんだ

東大の五月祭が昨日と今日開催中だ。近所の本郷キャンパスで開催されているが、混雑とリア充が苦手なので、あえて近づかない。母校の北大では6月に楡陵祭という学祭があったが、勝手に参加放棄をして旅行とかに行っていたっけ。でも、昨日は五月祭に行って…

東大「情動」のシンポジウムで、VRから情動の、廣瀬先生の話を聞く

調べ物をしていて東大の産学連携のサイトを見ていたら「情動」の二文字が。「第26回科学技術交流フォーラム 情動ー人の感性を科学するー」と言うイベントでした。ここのイベントとしては珍しく満員御礼で座席数の多い会場に移すほどの大人気ということでした…

FOVE小島さんが作りたいゲームコンテンツがおもしろい

先日、Tokyo VR Meetupで、FOVE代表取締役の小島さんが語っていた、こういうのがやりたいというコンテンツの話、もっと聞きたかった。 FOVEで進めたいジャンルがあって、「アンコンシャス・インタラクション」というのを押して行きたい。ユーザーは何かを意…

ダンスを記録する表記法「ラバーノーテション」と符号化出来ないものの価値の共有

フランスからお客さん(日本人)が来ていて、食事に。彼女は社会学者で、音楽で言う音符のような、ダンスを記録する「ラバーノーテーション」という表記法を使って人の動きを記録して研究をしている。人の体の動きを符号化して表記するということだから、ダ…

「よわい」人間と「つよい」人間

自分が目立ちたいと思っていなくて、恥ずかしがり屋で、誠実に言葉を選ぶ「よわい」人間と、自己アピールが得意で、それゆえセンセーショナルな言動で人を惹きつける「つよい」人間に、おおまかにわけられるとしたら、私は「よわい」人間に共感し続けている…

政府や企業、研究機関などの会議やシンポジウムには若者や女性がほとんどいない

科学技術や医療の取材をするようになって早10年目になった。企業や政治家、マーケットの取材をしていた時期もありつつ、中央省庁、大学・研究機関、医療機関などにはずっと取材に行っている。それらの会議やシンポジウムの取材に行って、気付くことがある。…