銀座の日産クロッシングでカタログVR

昨年、銀座の4丁目交差点に新しくオープンしたギンザプレイス1−2Fにある日産のショールームニッサンクロッシングは、個人的にVR活用の定点観測スポットのひとつにしている。2Fのオープンなスペースでは、VRコンテンツが体験できるから。以前行った時はドライブシミュレーター的なエンタメ要素の強いVRだったが、今日行ってみたら、いわばカタログVRとでもいうような販促向け位置づけが強くなっていて、VR活用という点でいい感じでした。

 

2Fは電気自動車リーフの展示があるスペースだ。実際に展示されているリーフは赤色の一台だが、VRでは14種類のカラバリとホイール3種類を変えて360度さまざまな角度からリーフを体験できる。このスペースには何もないが、HTC Viveを付けていると、その場にリーフの車体があるかのように見え、コントローラーで操作をすると、車体のカラーを変えたり、ドアを開けて車内を覗き込んだりできる。カタログVRならば、通常のカタログでカラーやオプションを選ぶよりも情報がリッチになる。

スタッフの方が体験中の様子をiPadのカメラで撮影してくれて、アンケートに回答すると写真をメールで送ってくれるというサービスもあり。スタッフの方によると、まだまだVR体験自体が珍しいので、こうした写真をSNSで共有することでVR体験をしたいという人たちに人気という。

銀座は外国人観光客が多い。ニッサンクロッシングが入るギンザプレイスには、ソニーショールームも入る。そのため、全体的に外国人、それも西洋人比率が他の場所と比べてここは多いように感じる。実際にVR体験をしていく人も、外国人観光客が多いという。

ViveとPCがあればできるから、VRカタログはもっと広まっても良さそう。