新聞記事数推移で見る、AIブーム収束化とDXブーム化

去年と今年は人工知能(AI)ブームが落ち着き、デジタルトランスフォーメーション(DX)ブーム感がありますが、新聞記事数の推移で見て見ました。新聞4紙(日経、朝日、毎日、読売)について、「人工知能」「デジタルトランスフォーメーション」でそれぞれ検索してヒットした記事数の年ごとの推移は以下の通り。

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AIの記事本数は順調に減っています。DXは2018年に経産省がDX推進の啓蒙レポートを出して以降、ベンダーやコンサルもPRやレポートを増やし、新聞記事化も増えました。2020年はコロナ禍のいわゆる「デジタル敗戦」を背景にしてさらに煽る向きが強くなったように思います。

AIブームにしてもDXブームにしても、政府に加えベンダー側(AIベンチャー、コンサル含む)が情報発信や煽る向きの主体になる傾向が強くて、ユーザー企業などから出てくる情報や具体的な取り組み、成果事例がまだまだ少ないのが気になります。