先日名古屋へ行ったついでに寄ってきた名古屋市科学館。子供の頃何度か行った記憶はあるけれど、ファンタジーのフィクションばかり読んでいて妄想の世界で生きていた子供時代の自分は、物理法則に現実が縛られていることが気に入らず理科が嫌いで科学館には嫌々行かされたという記憶しかないので、大人になって自分から科学館へ足を運ぶことになるとは、新鮮な気持ちでした。ずいぶん遠いところまで来てしまった。
こんなんだったっけ、全く記憶にないわと思ったら2011年にリニューアルしたらしい。直径35mドームのプラネタリウムは世界最大でギネス認定されたらしい。たしかにでかい。手前の円柱状のなにかは、H-ⅡBロケット開発試験で使われた機体ときぼう予圧部構造試験モデルらしい。
ここにもあるフーコーの振り子。
ボタン押すと渦巻き発生させる装置は楽しいな。
「ものづくり都市」ジオラマが名古屋って感じだ。良くも悪くも。
シールド工法って小学生の頃男子の間で流行っていたが、それって名古屋だけなんだろうか。全国どこでも小学生男子の間ではシールド工法が流行るんだろうか。
名古屋市科学館、数学、電波、情報など目に見えないコトでワンフロアの展示。物理的な展示場所のあり方難しいなと思った。科博大好きななは昔のコンピュータとか望遠鏡とか物理的な実物見れる点で、モノに本質があるわけではないことを物理的に展示する意義ってなんだろ。どうしても薄っぺらく見える。 pic.twitter.com/oxZGeNE2o8
— Katsue Nagakura (@kaetn) 2019年4月27日
時代らしく、数学、電波、情報など目に見えない「コト」展示でワンフロア。こうした「コト」の物理的な展示のあり方は難しいと思った。例えば科博が好きなのは昔のコンピュータとか望遠鏡とか物理的な実物を見られる点だけど、モノに本質があるわけではないことを物理的に展示しなければならないという制約があるミュージアムという場で、「コト」を展示することの必然性ってなんなのかしら。「伝えること」が目的ならば、ミュージアムという物理的な場でなければならぬ理由はなんなのかしら。みたいなことを思ってつぶやいていたけれど、よくわかりません。
それはともかく2フロアぶち抜いた吹き抜けを使った水の展示は、水使って面白そうなこととりあえずやってみたという感じの狂気じみた展示でよかった。